あなたに届くまで
毎日使っているガソリン、灯油などの石油やLPガスはどのようにあなたのところへ届くのでしょう?
IOTは、タンカーで運ばれてきた石油類を大切に保管し、タンクローリーで岩手県内はもちろん、お隣の県の一部にも供給し、皆様の生活が豊になるよう安定供給に努めています。
IOTへ運ばれてくる石油類は、大きく分けると三種類です。
白油と呼ばれるガソリンや灯油や軽油、黒油と呼ばれる重油、それとみなさんの台所などで使われているLPガスです。
主に京浜からタンカーで運ばれてきます。
白油を運ぶ大きいタンカーは5,000キロリットルから6,000キロリットルを積んでやってきます。船の大きさも100mを超えます。6,000キロリットルって??
50リットル入る自動車なら12万台分・・18リットルのポリ缶なら・・んと・・333,333缶分・・。とにかくいっぱい運んできます。黒油は2,000キロリットルくらい、LPガスはラクダのコブみたいなタンクに約700トンくらい積んできます。
石油タンカー
LPGタンカー
釜石港に入港すると真っ白い観音様が目の前に見えます。
釜石大観音は、釜石港に入港する船舶を優しい眼差しで迎えてくれます。
像の高さは48.5m、胸の部分にある展望台で海抜120mあるそうです
海から望むIOTです。
あれ?なんかタンクに絵が描いてあるぞ?
釜石市の花「はまゆり」、釜石市の鳥「おおみずなぎどり」です。
景観はもちろんですが、釜石港に入港する船のみなさんや観光船で遊覧する人達に、少しでも安らぎを感じてもらえれば・・・。
さぁ、タンカーが着桟しましたよ。
タンカーと打合せをして、きちんとホースをつなげて、オイルフェンスを展張して・・・
手順を守って安全作業!
皆さんに届ける石油を大事にタンクの中へ入れていきます。
荷役スタート!
安全第一です。
受入荷役が始まりました。
IOTでは、丈夫なジャバラ状のホースをクレーン2台で吊り上げタンカーの取り口につないでいます。
間違えてガソリンを灯油に入れないようにホースは油種ごとに別々です。
配管を通ってそれぞれのタンクに入ります。
このIOT専用桟橋には、白油、黒油、LPガスのタンカーが年間約150隻着桟します。
石油タンクは、ハイオクガソリン、レギュラーガソリン、灯油、軽油、A重油、ローサルファーA重油の合計8基、総容量約24,000キロリットル入ります。入っている石油は、あなたの元へ届くのを待っています。
LPGは、日本語で液化石油ガスといいます。ガスというと気体のイメージですが、この2基のまぁるいタンクの中には液体のプロパンガスが約800トンずつ入ります。
石油の積込場は、全部で8車線、同時に8台のタンクローリーが積込むことができます。1台のタンクローリーは、14~24キロリットルを積込んで県内のガソリンスタンドや灯油屋さん、工場などに運びます。タンクローリーは、そうそうタンカーもそうですが、タンクは5~6の部屋に分かれていて、種類別に必要な石油を積込みます。
LPGの充填場は3車線です。1台のタンクローリーに約8トン入れて運びます。上のタンクはまぁるいタンクですが、ローリーのタンクは円筒の形をしています。
もうすぐあなたのところに届きます。